2014.12.20 骸骨のレリーフがある教会旅する夫婦のライフスタイル/楽しめる創造と人生を!
“死と魂の償還”をモチーフにした骸骨の彫像、そして、扉口には数え切れないほどの骸骨が彫られているプルガトリオ教会です。
“プルガトリオ”とはラテン語で「煉獄」という意味を持ち、中世まではカトリック教会の教義のひとつとされていました。
カトリックの世界では神の恩恵を受けたにも関わらず、完全に清められないままで死んだ人々に対して、天国への道を閉ざすのですが、もし、天国へ行きたければいくつかの浄化の苦しみを受けなければならないと決められているのです。その浄化のための試練を「煉獄」と呼び、誰もが恐れたリンチだったそうです。
近代になってローマ法王により“浄化のための試練”が禁止されたからですが、歴史的な文化遺産には中世に実践されたこの教義を描いた絵画が数多く残されています。
何か気味悪い教会ですが、でも、良く見れば秀麗なバロック様式です。
そして、内部は外観の様相とは打って変わった素晴らしい内装で飾られています。
もともとはイタリアのなかでも特に貧困に苦しめられた土地です。
1952年、衛生面や経済的な理由からサッシエリアの住民は一斉退去を強制されました。
無人となったサッシは寂しい歴史を背負った廃墟群と化したのでこの景観が生まれました。
目印はサッシの中央にそびえるドゥオーモです。
気の向くまま、足の赴くまま、歩きやすい靴と水をお供にサッシ探検へ出かけます。
14~17時まではしっかりシエスタ(昼休み)をとるマテーラは旅行者にとっては閑散とした町並みに映りますが、サッシの歴史に思いを馳せながらのんびり散策を楽しみます。
国立中世・現代美術館前の涙形のオブジェです。
ミラノ在住の山形県出身・東京芸大卒の日本人彫刻家・吾妻兼次郎氏の
作品だということです。
視界に入ってくるのはどこまでも続く緑と忘れ去られた洞窟の姿です。
そして聞こえてくるのは草花の間を吹き抜けてくる風の音だけ。
何もなかったいにしえの時代にタイムスリップしたかのような錯覚に陥ります。






















