2014.12.12 イエスが最後に歩いた道旅する夫婦のライフスタイル/楽しめる創造と人生を!
ヴィア・ドロローサ(悲しみの道)
ヴィア・ドロローサとは、イエスが死刑の判決を受け、茨の冠をかぶせられ、自ら十字架を背負って歩いた道のことです。旧市街イスラム教徒地区からキリスト教徒地区へと続くおよそ1キロほどの道です。ヴィア・ドロローサには、聖書の記述や伝承に従って、14留(14ステーション)が指定されています。
ヴィア・ドロローサの出発点はローマ総督ピラトの官邸、終着点はゴルゴダの丘です。イエスはゴルゴダの丘で磔刑(はりつけの刑)で処刑されるのです。ゴルゴダの丘とされる場所には、現在、聖墳墓教会があります。
ヴィア・ドロローサの14留(14ステーション)
1 イエス、死刑判決を受ける
2 イエス、十字架を背負わされる
3 イエス、十字架の重みで倒れる
4 母マリアが十字架を背負ったイエスに出会う
5 キレネ人シモンがイエスに替わって十字架を背負わされる
6 女性ヴェロニカがイエスの顔を拭く
7 イエス、2度目に倒れる
8 イエス、悲しむ女性たちを慰める
9 イエス、3度目に倒れる
10 イエス、衣を脱がされる
11 イエス、十字架に付けられる
12 イエス、十字架上で息を引き取る
13 アリマタヤのヨセフ、イエスの遺体を引き取る
14 イエス、埋葬される
(10から14までは聖墳墓教会のなかにあります。)
1 イエス、死刑判決を受ける
「一夜明けると、大祭司連、国の長老たち全最高法院は満場一致でイエスの死刑を決議した。それから彼を縛り、引いていって総督ピラトに渡した。・・・
総督はイエスに問うた、「お前がユダヤ人の王か。お前はその廉(かど)で訴えられているが。」イエスは言われた、「そう言われるならご意見にまかせる。」・・・
ピトラは言った、「イエスは、いったいどんな悪事をはたらいたというのか。」しかし人々はいよいよ激しく「十字架にかけるのだ」と叫び続けた。ピトラは自分のすることがなんの甲斐もないばかりか、かえって騒動がおこりそうなのを見て、水を取り寄せ、群衆の前で手を洗って言った、「わたしはこの人の血を流すことに責任をもたない。お前たちが自分で始末しろ。」・・・
ピラトは、イエスの方は鞭打ったのち、十字架につけるため兵卒に引き渡した。 」(マタイ福音書)
2 イエス、十字架を背負わされる
兵卒たちは、イエスの着物を剥(は)いで、自分たちの緋(ひ)の外套(がいとう)をきせ、茨(いばら)の冠(かんむり)を編んで頭にかぶらせ、右手に葦(あし)の棒をもたせて王に仕立てて、「ユダヤ人の王、万歳!」と言ってなぶった。
その後、外套を脱がせてもとの着物を着せ、十字架につけるために引いていった。
フランシスコ会の教会のあたりで、イエスは鞭打たれ、十字架を背負わされたとされる。
3 イエス、十字架の重みで倒れる
鞭打たれたイエスには、体力が残っていなかった。やがてイエスは十字架の下に倒れ伏した。
聖書には直接の記述はないが、ここで倒れ伏したのだろうと信じられている。 あたりには、ポーランド・カトリック教会がたてられている。
4 母マリアが十字架を背負ったイエスに出会う
アルメニア・カトリック教会。母マリアが群衆に混じってイエスを見まもった。
5 キレネ人シモンがイエスに替わって十字架を背負わされる
「兵卒らがイエスを刑場に引いていく時、シモンというクレネ人が野良から来て通りかかったので、つかまえてイエスの十字架を背負わせ、イエスの後から担いでゆかせた。イエスにはもう負う力がなかったのである。」(ルカ福音書)
6 女性ヴェロニカがイエスの顔を拭く
聖ベロニカ教会。ここはおそらくベロニカの家のあったであろう場所で、ベロニカはイエスの顔をベールで拭った。
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7 イエス、2度目に倒れる
8 イエス、悲しむ女性たちを慰める
「民衆と、イエスのために悲しみ嘆く女たちとの大勢の群れが、あとに続いた。イエスは女たちの方に振り向いて言われた、「エルサレムの娘さんたち、わたしのためには泣いてくれなくともよろしい。それよりは自分のため、自分の子供のために泣きなさい。」」(ルカ福音書)
9 イエス、3度目に倒れる
十字架の重みに押し潰され、イエスが三度目に倒れたであろうといわれる場所。
担いできた十字架はここで降ろす。
正面に見えるのは聖墳墓コプト教会とその入り口。
このあたりの丘がゴルゴダの丘ということになるが、ゴルゴダとはしゃれこうべという意味。墓地があった場所だとも初め人間のアダムの頭蓋骨が埋葬された場所だとも言われる。
10 イエス、衣を脱がされる
「人々は苦痛をやわらげるために、苦(にが)よもぎを混ぜた葡萄酒を飲ませようとしたが、なめただけで、飲もうとされなかった。兵卒らはイエスを十字架につけると、籤(くじ)を引いて、その着物を自分たちで分けたのち、そこに座って見張りをしていた。」(マタイ福音書)
これが聖墳墓教会の中庭かに見た複雑な外観。内部は一層複雑で、複数の各教会の宗派が入り乱れていています。
11 イエス、十字架に付けられる
「イエスは大声を出して、「エリ エリ レマ サバクタニ!」と叫ばれた。これは「わたしの神様、わたしの神様、わたしをお見捨てになりましたか!」である。・・・
イエスはふただび何か大声で叫ばれると共に、息が切れた。 」(マルコ福音書)
13 アリマタヤのヨセフ、イエスの遺体を引き取る
「夕方になると、アリマタヤ生まれの金持ちでヨセフという人が来た。彼もイエスの弟子であった。この人がピラトの所に行って、イエスの体の下げ渡しを乞うた。そこでピラトはそれを渡すように命じた。」(マルコ福音書)
イエスが十字架から降ろされた石

14 イエス、埋葬される
「ヨセフは体を受け取り、清らかな亜麻布(あまぬの)で包み、岩の掘らせた自分の新しい墓にそれを納め、墓の入り口に大きな石をころがしておいて、立ち去った。マグダラのマリアともう一人のマリアとはそこに残って、墓の方を向いて座っていた。」(マルコ福音書)
聖墳墓教会の中にあるイエスの墓。
紀元614年に、ペルシャ軍によりこれらの建物は破壊されたが、その後再建された。1009年にカリフ・ハキムによりもう一度破壊されたが、再び部分的に変換され、十字軍のエルサレム征服後、再建された。









